コア層のためにカジュアル層に我慢してもらうハードではだめ

Posted by Futatsubashi on 27th 9月 2011 in 日常

だと思うんだよね。
パイ的に言えば、コア層はネットでの声は非常に高いんだけれど実際の大多数の購買層には響いていないんだよね。

例えばこれが90年代中期であれば、スーパーファミコンからプレイステーション、セガサターン、PC-FX、3DOに変わった時のような。
俗に言う『まるで映画のような』って言うレベルのハードウェア革新があったから(主にムービーシーン、ポリゴンの二点)、スペックマジックのような。
スペックや数値を語る『魔法』が使えたのだけれど。例えば、

「このハードウェアは6600万ポリゴン秒出ます」だとか「メディアがDVDなので、ムービーが沢山入り映画のようです」だとかね。
これはこれで、当時としては間違っていないマーケティングだし。一般層もそれを望んでいたからね。

ただ現在のLvでのハードウェア性能になると、完全にスペック自体はどれも頭打ちな訳で。それが、カジュアル層に訴えかけたDSの覇権を許した一因になったと思うんだ。
少なくとも日本ではね。勿論海外では、今が日本の90年代みたいな感じで長大なムービー、驚くほどの綺麗な画面。凄まじいスペックを売りにしているよ。
でもこれは日本が『通った道』だよね?そして見てご覧、今は海外でもそんなゲームが売れているけれど。

DSが覇権を取った2000年代前期の日本のように、滅びの兆候は既に出ているよね?それがソーシャルゲームであったり、もしもしだの呼ばれる物だ。
iPodやiPhoneなんかもこのカテゴリーのゲーム機に当てはまるね?

すなわち、結局の所『コア層のためにカジュアル層に我慢してもらうハードではだめ』なんだ。
コア層とカジュアル層の絶対比率はカジュアル層が大多数だからね。ただ、コア層も大事だ、彼等はアーリーアダプタでありネットの声が大きい。
昨今、任天堂がネットで評判が悪いのも、ネットで声の大きかったコア層を大事にしなかった失策だ。

じゃあどうすれば良いのか?スペックはあんまり対した事はない、今の時代のゲーム機ならね。
目の肥えたコア層なら違いはわかるかもしれないけれど、PS2以降のハードなんてムービーと適度なポリゴン数があれば素人目には一緒だからね。
『カジュアル層向けのようなハードスペックであっても、コア層にも訴えかけられるソフト展開をする』事が大事なんじゃないかな。

カジュアルなハードスペックだから、コアなゲームは出さない。
コアなハードスペックだから、お値段がします。3Gモデルは面倒な契約です。
これではだめだよね、任天堂もSonyも両者間違えてる。

スペックや本体は箱であって、ソフトがなければただの箱なのだから。カジュアルなスペックでも、一部のアーリーアダプタを喜ばせるゲームを出し。
その逆も然りと言う事。

あっ、最後にX-Boxが日本で流行らないのは完全なマーケティングミスだと思うよ。
緑を日本ではイメージカラーにするのはやめる(申し訳ないけど、日本では白や黒や赤が成功色だよ)、自社製作ラインのソフトウェア開発チームを充実させる。
等ね、どうもX-Boxはコンシューマーの玩具を売るでなく、パソコンに似た売り方をしてる節がある。

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