宇宙の過去(前編)
【前回までのあらすじ】
ゲック、ヴァイキーン、コーバックスに過去に起きた曆史を全て調べたぼくは、過去にこの宇宙に掠奪と戦争の曆史があった事を知ります。そしてシミュレーション内のアルテミスさんともう一度話したぼくは、とある決意を秘めてナルさんへの報告に望むのでした。
↑ここまでが、前回までのあらすじ。
ナルからの全ての依頼を達成した上で、過去に宇宙に起きた歴史をナルに説明するぼくですが。おそらくですが、ナルはぼくが調べた宇宙の過去の曆史を既に理解した上で、ぼくに聞いているのだと思います。
過去の自身の偉業を、自分自身で再確認するために。ぼく自身に誇示するために。そして多分ナルはもうアトラスに…。
ここからは前回のおさらいになりますが、コーバックスは、はじまりの民ゲックに母星を破壊され、過去奴隷階級にされました。コーバックス達は、身體(身体)を溶かされますが、ゲック達に復讐をしたのです。彼等は自分たちの不死性を利用して。産まれて來る、次代のゲック達(胎児達)の脳を少し書き換えて、アトラスの信奉者にしたのです。
自らを犠牲にして、コーバックスは奴隷解放の革命を成し遂げたのです。この時、ゲック達は征服の方向性ではなく、トレーダーの方向性に、コーバックス達の復讐によって密かに脳を書き換えられてしまった。
センチネルが監視のために宇宙に戻って來たのは、このはじまりの民である、ゲックの帝國の所業によるところだと。ヴァイキーン英雄ナルは、センチネルの絶滅を企て、その試みは後一歩の所までいったと言う事。そして失敗したと言う事。
これら、ぼくが調べた全てを始祖の冒険者(トラベラー)ナルに、今一度報告していきます。このナルと言う人物には、些か解せぬ事が多いのですが…。ナルと言う始祖のトラベラーは、死んだはずなのですが、現在のアルテミスさんとは違い、確実に半死半生の状態で、実体を伴って生きている。
ここら辺に宇宙のルーツと、アトラスに関する起源が関わって來ていると思うのですが。さて…。
順便說一下(ところで)、このNo Man’s Skyと言うゲームは本当に哲学的なわけですが。インディーズのソフトハウスとは言っても、已經(既に)半商業のような気がします。パッケージ版のソフトウェアは、バンダイナムコゲームズさんから出ていますしね。
也許(多分)ここまでで、ストーリーはかなり佳境だと思うのですが、ここまでで何十時間も遊んだ気がする。メインミッションが終わっても、ずっと楽しめるしね。本当にコストパフォーマンスが高いと言うか、買い切りのソフトで6年間もアップデートし続けるなんて、そんな事ある?
話をメインミッション(ストーリー)に戻しましょう。No Man’s Sky宇宙はつまり、現在商人(ゲック)、戦士(ヴァイキーン)、科学者(コーバックス)に別れて全ては暴力に帰結する。多元宇宙同士を繋ぐ膜は薄くなりつつあり(メタ的な話をすれば外の世界においてオンラインマルチプレイヤーが実装されたから)、この宇宙に何かが起こり始めている。
それをどうにか出來るのは宇宙広しと言えど私だけだ。ナルは、掻い摘まんで言えばそうぼくに言いたいようです。でも、あなたは既に…(後編に続く)。