■日時
2010.06.04(23時から、Heilong Jinnが落ちるまで)
06.04以降は06.07までGEL SIMに僕(Heilong Jinn)がinしている間中ずっと。
(勝負を挑まれれば必ず受けます)
■内容
期間中GEL SIMに現れる、Heilong Jinnに勝負を挑み。
勝つと『あるカード』を差し上げます。
※ただし、対戦中にサイキックカードを1枚も出さなかった場合は、勝負に勝っても負けとみなされます。
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■大連天装邪炎電脳戦STORY
かつて、華皇朝(現シリウス魔界)と呼ばれる文明が存在した。
遠い遠い、古の時代の話だ。
天使と呼ばれる有羽人の分家である、華皇朝は同じく天使の分家であるローゼンベルグ王朝と永年に渡り争い合った。
華皇朝崩壊後、ローゼンベルグ王朝は崩壊のみは免れたものの。
全てのオーバーテクノロジーを失い、地中海の島国に逃げ込むように落ち延びていった。
それが、赤の日まで地球上に確かに存在したローゼンベルグ王朝の成り立ちであった。
そして現在。
赤の日以降、アークインダストリー総帥(アーク)が天竺を実効支配した時間軸に話を戻す。
アークによる、アリスマリオネットでの天竺ホストクラブ『仮想の国のアリス』襲撃。
アーク自身は、ホストクラブ内No.1ホスト『ライゾー・サヴァバン』に華皇朝の血を感じた為に、華皇朝の力を得ようと。
(または華皇朝の負の遺産、銀河超龍バルジオンを使役する力を得ようと)
仮想の国のアリスを襲撃した訳だが、天竺を実効支配するまでに至っても未だなおホストクラブは壊滅出来ずにいた。
(武装決起カード大決戦ブースターパック第1弾のお話)
「何故だ!!数万のGEL私兵ドラクロアと、50に及ぶマリオネットとを送り込んで、何故未だに一介のホストクラブ1つが陥落出来ないのか!!」
普段はポーカーフェイスを崩さぬアークも、聊かに焦りを感じ始めていた。
九頭閉界(年末の天竺SIMでのイベントの時のお話)において、バルジオンの使役にしくじった事。
バルジオンを倒してしまった事をきっと後悔するだろう…。
そう呟いたアークにはまだ望みがあった、そうだバルジオンにはツガイ(つがい)がいたはずだ。
だが、その望みも仮想の国のアリスが陥せねば意味はない。
全てが徒労に終わる。
そして壬黒龍も生きていた。
恐らく彼は『エニグマ』と呼ばれる、GELとアークの諜報網を持ってしても解析出来ぬ拠点にいる。
そして、天竺奪還のチャンスを窺っているに違いない。
全てを急がねば『恐山福建省』と『赤き月の民』が動き始めてしまう。
(※画像.世界最強のデブ『ライゾー・マックスウェル』)
「アーク君、君には非常に駒が多い。だが私にも幾つかの手立ては残されているのだよ」
この無線をアークが受けた時、彼はホストクラブ1つ陥せなかった意味を瞬時に全て理解した。
この無線の相手が一枚噛んでいるのだとすれば是非もなし。
呆れ果てたと言わんばかりに、アークは乾いた笑いを漏らした。
そうか、この男がね。
「マックスウェル卿、貴方がサヴァバンに加担してイタのデスネ。どおりでウマクいかないハズでス」
「加担するもなにもないよ、サヴァバン。ありゃあ、ワシの親族だ」
「!?と言う事は、華皇朝関係者ではない!?ハハハ、ローゼンベルグの!!これは滑稽な事になりマシタネ!!ハハハハハ!!」
なるほど。
と、言う事であれば。アーク自身がサヴァバンに感じていた力にも説明は付く。
ローゼンベルグの血であれば、華皇朝の血でなくとも。あるいはバルジオンを…。
アークがそのような算段を腹に溜め込んだ折、更にもう1つ。
こちらはアークにとっても、マックスウェルにとっても聊か困った事態になるであろう事をマックスウェルが呟いた。
「ただし、先の九頭閉界での一連のバルジオン騒動で。第三家アマルテア公国の生き仏様が蘇生した」
「第三家アマルテア…。大連宗家、この秘密総本山シャダム神羅殿の元の所有者にしてまたの名を毒蟲一族」
「君とミストレイ、それにガラン(伽藍)僧正は詳しいのだろうがね。蘇生していたのだよ、バルジオンがね」
毒蟲一族の生き仏との、アヴァロン(武装決起カード大決戦による魔力を込めた死闘)がはじまる予感がアークにはした。
局員が、GEL SIMに高速で近づく何かを感知した。
ズダーバンから同様の報告がアークに届く。
「最早、悠長な事はイッテられぬようデス。武装決起カード大決戦の第二の力『サイキック』を開放する時がキタノデス!!」
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