Web小説-武装決起カード大決戦3-

Posted by Futatsubashi on 2nd 10月 2009 in Second Life, 小説, 武装決起カード大決戦

「来おった!!やはり、柚子の腹中より出土した神のカードに導かれるように…」
「柑橘斎様!!このままの速度でいけば七日以内に、反物質惑星オズマと七つの支星(衛星)は、ここ若葉隠れの里に直撃します!!」

かの言葉を聞くや否や、男は走り出した。そう、己の信念を貫き通さんがため。
愛する者達との約束を、そして信義を全うせんがため。

男は走る。
走る、走る、走り抜ける!!例え目の前に百難千苦があろうとも。男は走り続けるだろう!!

バシュッ!!
竹林のざわめきと共に、彼等は男を狙って降り注ぐ。
まさに人間弾丸その物と呼ぶに等しい。

「北別府様の勅命により御命頂戴致す!!我等が裏切り者、神野盤!!死んでその罪償えぃ!!」
「北別府一派…、わからんのか!!柚子の命を賭して残したこのカード一枚の意味が!!存在意味が!!」

だが、男。いや、神野盤にはもはや彼等から逃れるだけの余力は残ってはいなかった。
確実なる死を運ぶ、北別府一門。

だが、神野は生きなければならない。生き抜かなければならない。
どうする!?

「Kフェンサー!!」

空を裂く怒号と共に、それは北別府一門に投げつけられた。
途端に紙のように人体を裂き、崩れ落ちる刺客達。

Kフェンサーなる、光の日輪が神野を追う刺客達を一網打尽にしていくのである。
奇跡は起きた。

いや、奇跡は起こす物なのだ!!

「爆雲忍者隊のレッド君か!?だが、爆雲斎様は既に北別府の行動を許しているは…」
「爆雲斎様の命でなく、我等が単独で柑橘斎様方に協力しておりますれば!!」

シュルシュルシュル…。
その時、尾を伴うような細い怪音が耳に入ったかと思うと。

それは炸裂した。

ゴゴゴゴゴッ!!

大地を抉り、巨大振動をも捲き起こし炸裂した。
天から一つの巨大な岩石が降下して来たのだ。

「ぐぇーーーー!!」
「ぼげげげーーーーっ!!」

次々と、北別府なる男の刺客達が逃げ遅れて熱波で吹き飛ばされていく。
竹林は燃え出し、辺りはさながらこの世の地獄絵図だ。

「反物質惑星とその支星の周囲の屑星が里に直撃したのか!?恐らく各地の天文台でも観測出来る規模だぞ!!」

神野を救いし、レッドなる男がそう言い掛けた時だった。
鈍い回転音を響かせて、一機の漆黒のヘリが上空に現れた。

バラバラバラバラ…。

漆黒のヘリには、正方形を組み合わせた深い紫の色。
一際輝く、天の刻印。

そうだ、間違いない。
この漆黒の機影に乗る彼こそが。そうだ、彼こそが。

「武装決起企業天竺会長!!壬黒龍がいざ参る!!」

-つづく-

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